<Header>
<Author: 李白>
<Title: 送友人入蜀>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 友人の蜀に入るを送る  >
<BookPage: 200>
<UsedPage: 1>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
見說蠶叢路，
崎嶇不易行。
山從人面起，
雲傍馬頭生。
芳樹籠秦棧，
春流遶蜀城。
升沉應已定，
不必問君平。
<End Poem>
<Translation>
君がこれから行かれる蠶叢の道、すなわちこの長安から蜀の國へ通ずる道は、けわしい山路で、とても難所だという定評がある。山が人の面前に突きあたると思われるばかりにそそり立つかと思えば、乗っている馬の頭のわきから雲がむらむらと湧き起 こるというありさまである。なるほど、それはそのとおりだが、しかし、今の季節に はかぐわしい花の咲いた木々が有名な棧道をとりかこんでいるだろうし、目的地の成都はじつに美しいおちついた町で、錦江を始めとし、きれいな水をいっぱいたたえた春の川が城をめぐって流れている。なかなかわるくないといいたいね。前途の運が開けるか開けないか、そんなことは、あらかじめきまっているものだ。あまりくよくよ してもはじまらない。成都には昔の嚴君平のような易學の大家がいるかも知れないけれど、今さらそんな賣卜者に相談してみるまでのことはあるまい。
<End Translation>